スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)『ワンピース』~夢を追い求め冒険する仲間=歌舞伎~

スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)

『ワンピース』

 新橋演舞場10万人総立ちさせた初演から2年! 大ヒットマンガ「ONE PIECE」(※1)世界観市川猿之助スーパー歌舞伎(セカンド)手法で(※2)
キャラクター追加しさらなる進化遂げて新橋演舞場帰ってくる。今年は特別マチネとして、期待のホープである若手俳優の尾上右近がルフィを務めるという点も見逃せない。      

 

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あらすじ

 

今回描かれるのは、ジャンプコミック51巻~60巻の『頂上戦争編』

大秘宝ワンピース探す大いなる航海なるステップ新世界入り口なるシャボンディ諸島海軍との戦いで、麦わら一味散り散りなってしまう。一人なったルフィエース処刑宣告知らせ聞き救出向かう。侵入不能海底監獄突破するルフィだが、エース海軍本部移送されてしまった後。そしてついその海軍本部舞台に、エース救おうする海賊団や、ルフィ海軍との壮絶決戦繰り広げられる!!

 

歌舞伎なのにアニメ!?

 

歌舞伎で「ワンピース」の世界を作り出すなんて出来っこない!そう感じた人も多いはず。しかし、市川猿之助の演出によってそれはマンガの中のワンピース世界そのものとなった。

 

だからといって、歌舞伎らしさは消えることがない。歌舞伎の伝統を守りつつ、新たな風を取り入れている、と言えるだろう。

 

市川猿之助の想い

 

ある番組で市川猿之助はこのように「ワンピース」への想いを語っている。

作者の尾田栄一郎が、ワンピース歌舞伎は自身が描くワンピースそのものだと仰ってくださった。今回、けんけん(尾上右近)を主役にしたのは、自分が出演できなくなった時に、誰もやるものがいないんじゃ、作品は残っていかない。次に受け継がれて、初めて “古典” となる。

 

歌舞伎俳優の市川猿之助が9日、主演を務めるスーパー歌舞伎II『ワンピース』(6日~11月25日 東京・新橋演舞場)の昼の部11時開演(1回公演)のカーテンコールの途中、花道にある舞台機構で降下する際に、衣裳の一部が昇降装置に絡まり左腕を負傷。終演後、救急車で病院へ搬送され、検査を受けた結果「左腕骨折」との診断を受けたことが、わかった。

同日夜、スーパー歌舞伎II『ワンピース』サイトを通じて猿之助は「この度はご心配をおかけして誠に申し訳ありません。骨折してしまいました。でも心配しないでください、僕はゴムゴムの実の能力者のルフィです! 僕は元気です!」とコメント。
「僕のいない穴は若手たちがしっかりと埋めてくれます。安心して劇場へお越しください」と呼びかけ「僕もなるべく早く復帰し、麦わらの一味として活躍できるよう、まずは治療に専念します!」とメッセージした。

 


 

歌舞伎とワンピースの共通点

 

歌舞伎でこそ「ワンピース」の世界を描くのにぴったりな舞台は無いと感じた。その理由は、演じている役者と支えているスタッフの結束力が強いこと。演技を見ていると、まずはワンピースの仲間たちを演じている役者同士が一門の壁を越え、よりその世界に近づこうとお互いを励まし合い、時には笑い合って、日を重ねるごとにその演技に磨きがかかる。

 

また、舞台セットや照明、床山や附け打ちなど、多くの関係者が更にその世界を色濃くしていく。照明一つで変わる演出、音響一つで心躍る一体感、そうした“仲間”は、「ワンピース」の中でも一番重要となる、同じ夢を求めて信じあい、助け合う気持ちは、歌舞伎と共通の物と知ることが出来る。

そして怪我のため休演した座頭の市川猿之助が演じるルフィとその穴を埋めるため、いやそれ以上にお客様に楽しんでもらえるように、と努力する若手とそれを支えるベテラン俳優陣。

歌舞伎好きな者は歌舞伎を観る。

ワンピースが好きな者はワンピースを観る。

しかし両者とも、終演後きっと気づくことがある。

ワンピースでもない、歌舞伎でもない

これぞまさしく『ワンピース歌舞伎』だと。

 

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「劇場」いう大海原飛び出し、
こんな歌舞伎、ことない大評判なっルフィ麦わら一味新た冒険をご堪能あれ

 

 

 (※1)「週刊少年ジャンプ」1997年7月22日より連載開始。著者尾田栄一郎。2010年3月4日発売コミックス57巻が、日本出版史上最高初版発行部数なる300万部記録。その後64巻初版400万部、67巻初版405万部と、記録更新続けている。コミックス1巻から85巻まで累計発行部数3億5000万部以上。海外では35以上地域流通し、海外でのコミックス累計発行部数6000万部以上。1999年10月開始したテレビアニメ現在、フジテレビ系列毎週日曜日9時30分から放送中。

 

(※2)三代目市川猿之助(現猿翁)よって創造された、かつてないスケール感重厚物語性併せ持ったスーパー歌舞伎は、数々金字塔打ち立て、演劇界新しいジャンル拓いた。そのスピリット継承した四代目市川猿之助自ら創造したスーパー歌舞伎、それがスーパー歌舞伎(セカンド)ある。

現代演劇界代表する才能たち全く新しい舞台空間創造目指し、第一弾公演として2014年3月新橋演舞場、続いて4月には大阪松竹座でのロングラン上演果たした『空ヲ刻ム者』大成功導いた。

 


 

スーパー歌舞伎(セカンド)

『ワンピース』

 平成29年10月6日(金)~11月25日(土)

 11時~
 16時30分~
【10月休演】12日(木)、20日(金)、31日(火)
【11月休演】8日(水)、17日(金)

チケット好評販売中

 ゆず主題歌
「TETOTE」歌うこと決定!!

公式HP

www.onepiece-kabuki.com/

※松竹は10日、同日以降、尾上右近が猿之助の代役を務める公演については、当初から右近が主演予定だった特別マチネ公演「麦わらの挑戦」と同額の料金とすることを発表した。
返金方法については、決定次第、松竹ホームページにて掲載。猿之助主演の通常公演と特別公演では1等席で2000円、2等A席で1000円などの差がある。
この返金には、歌舞伎をまだ観たことがあまりない若い学生等に少しでも手に届きやすく歌舞伎に親しんで欲しいという願いが込められている。

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Yui

Yui

図書館司書とシナリオライターの二つの顔を持つYUIです。 伝統芸能に精通しており、歌舞伎、邦楽、落語、着物の魅力を広めたいです。