命がけの恋がしたい!?叶わぬ恋と道行物(心中物)

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http://www2.ntj.jac.go.jp/

歌舞伎で道行(みちゆき)とは、心中におもむく男女の心情を目的地への途上の景色を織り込んで表現したものである。

伴奏は太夫(セリフ代わりに登場人物の心情を語る人物)が三味線の演奏にのせて歌う。

義太夫節、常磐津節、冨本節、清元節、新内節、長唄などの種類がある。

※ブリタニカ国際百科事典より

道行について知っていただいたのでここで…

そんな恋は切なすぎる!ベスト3を紹介します


 

吉野山(よしのやま)

吉野山は、義経千本桜の1コマです。

あらすじ
兄頼朝と不仲になった義経は、今は吉野山にかくまわれている。

都で義経と別れた静御前は、義経の後を追い桜が満開の吉野山までやってくる。

供をするのは義経の家臣佐藤忠信ただひとり。その忠信を見失い、静は別れの際、義経から渡された鼓を打ち始める。

すると春風に誘われるように、佐藤忠信が現れるのだが…。

 

落人(おちうど)

歌舞伎の仮名手本忠臣蔵の1コマです。

元は芝居だった場面を舞踊に作り替えた作品。

あらすじ
舞台は戸塚付近、菜の花が咲く明るい春の景色が広がっている。

勘平は判官のお供をする役割でありながら、お軽と人目を忍んで逢っていた。

その間に判官が、高師直(こうのもろのお)を切りつける事件を起こす。

この一大事に本来いなければならなかった勘平は戻るに戻れなくなり、お軽と駆け落ちをしようと…。

 

椀久(わんきゅう)

椀久とは、江戸時代初期に実在した大阪の豪商、椀屋久右衛門の略称。

椀久は狂乱物(恋人を失なった悲しみのあまりら精神が正常でなくなり、さまよい歩くこと)道行に含まれる。

あらすじ
椀久は傾城(位の高い遊女)松山と深い仲になり豪遊を続けたため、座敷牢に閉じ込められ、松山恋しさに発狂する。

ある夜、椀久は座敷牢を抜け出し、さまよい歩く。

松山を想うあまり、いつのまにか眠りにつくと松山の幻が現れる…。

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http://www.ne.jp/asahi/kato/yoshio/


 

いかがでしたか!?

現代では信じられない、深く悲しい恋ですよね?

命を懸けるほどの恋、素敵だけど疲れそう。

恋をしている人も、そうでない人も、
ぜひ実際に歌舞伎を見て味わってみてください♪

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Yui

Yui

図書館司書とシナリオライターの二つの顔を持つYUIです。 伝統芸能に精通しており、歌舞伎、邦楽、落語、着物の魅力を広めたいです。