今回は特別に国立劇場さんの許可も頂き、colors*独占密着取材に成功しました!
「特別版」として、他では、決して見ることの出来ない裏側を一挙公開!
■ 前回までのおさらい
『傾く者たち』第2弾 で登場の「歌舞伎俳優 中村橋吾」さんの楽屋へお邪魔し、化粧や衣装など公演前の様子に密着。
■ 第二部
終演後の舞台裏に潜入し、黒御簾の内側から花道まで、特別に取材させて頂きました!
記事だけでなく、写真も貴重なショットばかりの特別版です。ぜひ皆さんも裏側を一緒に覗いているようなお気持ちで楽しんでお読みください。
中村橋吾さんは、先月の明治座『御宿かわせみ』では蕎麦屋であり岡っ引きでもある長助役を演じられておりましたが、今月は国立劇場にご出演中です。
先月とはガラッと打って変わり、歌舞伎鑑賞教室の『歌舞伎のみかた』では、『悪七兵衛景清で荒事を、魚屋宗五郎』では岩上典蔵を演じられております。
■ 国立劇場の舞台裏潜入
舞台裏へはスタッフの方のみ開けることが出来るドアがあり、そこから入ることができます。
舞台裏は客席よりも大きなスペースが広がっています。天井も建物5階から6階程の高さがあり、客席からは想像以上の広さに驚きました。
先程まで観ていた演目で使用されている舞台装置や小道具がずらっと並べられていました。近くで見ても、細部まで細かい舞台装置や道具のクオリティさにも感動です。
『歌舞伎のみかた』でもご紹介されている黒御簾の内側や、花道にも上がらせて頂きました。
終演後の中村橋吾さんが、お着物姿で登場。
終演後でお疲れの中、早速舞台裏を案内してくださいました。
お芝居ではない、花道でのお姿は貴重です。
客席からは通常見ることの出来ない、黒御簾の中もご案内して頂きました。
ここでは演技のタイミングに合わせて、舞台効果を高める「長唄(ながうた)」が歌われたり、効果音として太鼓・鼓などの楽器が演奏されたりします。またここで演奏される音楽自体を「黒御簾」とよぶ場合もあります。
黒御簾の中は、椅子や和太鼓が沢山並べられていました。
隅から隅まで終焉後のお客様がいない劇場内を見学させて頂きました。
楽屋から、舞台の裏側まで密着し、取材が終了となります。
■ 取材を終えて・・。
終演後でも、大道具さんがまだまだ作業をされていたり、客席では係りの方が忘れ物を確認されていたりと、多くの方が歌舞伎を支えている姿が印象的でした。
また橋吾さんからも
「国立劇場さんには、たくさんのチャンスの機会を与えて頂いております。お役を立派に演じることが恩返しです。」
など、劇場関係者への感謝の想いを言葉で伺いました。
歌舞伎俳優と、劇場側の支え合い・・・。
それは、今も昔も400年に渡る歌舞伎の歴史上 変わることの無い大切なこと。この度の取材で、改めて歌舞伎関係者の熱い思いを感じることができました。
colors*にご協力頂きました、中村橋吾さん、国立劇場宣伝課の皆様、スタッフの方々、誠に有難うございました。
写真©️栗原
記事©️yui
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